旭川旅 後編|焼き鳥、ラーメン、OMO7旭川の朝ごはん
2026年8月3日

三浦綾子さんと塩狩峠をたどる旭川旅。
旅の主役は文学と土地の記憶でしたが、振り返ってみると、食べ物の記憶もかなり濃い旅でした。
到着した夜の焼き鳥屋さん、旭川ラーメン、そしてOMO7旭川の朝ごはん。
旭川は、食べ物だけでも一本記事が書ける街でした。
到着した夜|焼き鳥屋さん「ティピ」
旭川に到着した日の夜は、焼鳥ティピさんへ。

看板メニューの焼き鳥をはじめ、卵かけご飯なども楽しめる、地元で人気のお店です。
知らない土地に着いたばかりの夜に、あたたかいお店でごはんを食べられるだけで、少しほっとします。
この日は、ご一緒した方といろいろな話をしました。
帰り際に名刺をいただいて、そこで初めて「そんな方だったんだ」とびっくり。肩書きを知らないまま話していたからこそ、気負わずに語り合えた時間だったのかもしれません。
まず驚いたのが、豆腐とアボカドを和風に仕立てた一皿。
組み合わせのバランスが絶妙で、一気に心をつかまれました。

焼き鳥は、どの串も驚くほど大ぶり。丁寧に焼かれているのが見てわかる仕上がりで、どれも食べ応えがあります。鶏、砂肝、ハツ、皮、なんこつ、ささみおろしポン酢と、一通りいただきました。

締めは、ティピのまかない卵かけごはん。生卵に、なめたけ、海苔、鰹節、ネギ、キムチをたっぷりのせた一杯で、しっかり手をかけた味わいに、お腹も心も満たされました。

お店はオーナーさんが手がけたという内装がおしゃれで居心地がよく、店員さんの接客もあたたかい。常連さんも多いようで、心からホッとする時間を過ごせました。1人あたり4,000〜5,000円ほどでしたが、内容を考えるとコスパの良さに驚きました。
実はこの日、一番心に残ったのは料理そのものより、箸袋に書かれていた言葉でした。
MITAKUYE OYASIN 私につながるすべてのものよ。

お店の名前「ティピ」はネイティブアメリカンの移動式住居のこと。その世界観からきているであろうこの一言に、なぜか料理以上に心をつかまれてしまいました。知らない土地で、知らない人と出会い、話し、名刺をもらう。そんな夜だったからこそ、余計に染みたのかもしれません。
旭川ラーメン|百名店にも行ってみた
旭川といえば、やっぱり旭川ラーメン。
向かったのは 旭川らぅめん青葉 本店。2025年のラーメン北海道百名店にも選ばれているお店です。

昭和22年創業という歴史の中で受け継がれてきた醤油ラーメンは、どこか懐かしく、体にじんわり染みる優しい味わい。
先代の女将さんとの温かい接客や、オーナーさんとの会話にも心があたたまり、「ここに来て本当によかった」と思える一杯でした。1人あたり1,000円以下というのも、うれしいところです。

OMO7旭川の朝ごはん
このホテルを選んだのは、YouTubeの「スーツ 旅行 / Suit Travel」で紹介されているのを見たのがきっかけでした。
朝食会場「OMOカフェ&バル」でいただいた中で特に印象に残ったのが、山わさびのお茶漬け。ピリッとした山わさびが、朝の体をしゃきっと目覚めさせてくれるような一品でした。


今まで食べてきた中でも、指折りの朝ごはんだったと思います。
ホテルライフって、こんなにも素敵なんだ。
そう思わせてくれる朝でした。
チェックアウトぎりぎりまで居たくなる理由が、少しわかった気がします。
旭川は家族を大切にする街なのだそうで、OMO7旭川も家族連れにおすすめしたくなるホテルでした。
珈琲亭ちろるで、ひと休み
前編で紹介した喫茶店「ちろる」には、実は食べる目的でも立ち寄っていました。
昭和レトロな雰囲気の店内で、チーズケーキとコーヒーのセットをいただきました。薪ストーブのあるゆったりした空間で過ごす時間は、旅の合間の小さな贅沢です。

まとめ|旭川は食べ物も旅の記憶になる
文学をたどる旅のつもりで向かった旭川。
でも、焼き鳥、ラーメン、ホテルの朝ごはんと、食べ物の記憶もかなり残る旅になりました。
三浦綾子さんをたどる旅と、旭川グルメの旅。
この2つを分けて書くことで、どちらの魅力もちゃんと残せそうです。