水の城と八雲の記憶|松江をひとりでめぐる
2026年6月24日

島根というと、出雲大社が有名すぎて、松江のことを忘れていた。でも行ってみると、松江にはちゃんと松江の顔がありました。
堀川が城下をめぐる水の都。国宝の天守閣。そして、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)がこの地を愛したという話。
知らなかっただけで、ずっと面白い町でした。
アクセス|特急やくもで出雲市へ、そして松江へ

まず特急やくもで出雲市へ。前回の出雲大社の旅では立ち寄れなかった場所があって、今回はそこに行くことが密かな目的のひとつでした。
その日はあいにくの土砂降り。観光案内所に飛び込んで「おすすめのスイーツは?」と聞いたら、教えてもらったのがフラワー&パティスリー グランシェノンでした。地元で有名なお店らしく、迷わず行ってみることに。
花屋とケーキ屋が一緒になった、ちょっと珍しい空間。選んだのは窯焼きフィナンシェとシュークリーム、そしてカフェラテ。パティシエは国内外のコンテストで優勝経験があるという実力派。フィナンシェはしっとり、シュークリームのクリームはなめらか。雨でしっとりした気持ちが、ここで少し晴れました。
フラワー&パティスリー グランシェノン

住所:島根県出雲市渡橋町735-1
営業時間:9:30〜19:00
Instagram:@grand_chainon
出雲市から電車で約30〜40分ほどで松江へ。この日は宍道湖のそばのホテルに宿泊しました。
松江城と小泉八雲記念館|朝の城下町をめぐる

翌朝、早い時間に松江城へ。
城下町を歩いていると、お堀が見えてきます。その向こうに、どっしりと松江城。松江城は2015年に国宝に指定されたお城で、現存する天守閣としては日本に12棟しかない貴重なもの。朝の静かな時間に、ひとりで眺める天守閣は格別でした。
そのまま小泉八雲記念館へ。
ラフカディオ・ハーン——日本では「小泉八雲」と呼ばれる人物。アイルランド系アメリカ人で、明治時代に来日し、日本の怪談を英語で世界に伝えた作家です。その彼が最も愛した町が、松江でした。
記念館には、彼が松江で過ごした日々の記録や愛用品が並んでいます。異国から来た人が、ここに根を張ろうとした気持ち。記念館のすぐ隣には、彼が実際に暮らした旧居も残っています。
ちょうどNHKの朝ドラ「はけばけ」の影響もあってか、ご夫婦での来館が多く、なんとなく温かい空気が流れていました。
松江も境港も、またいつか訪れたい町になりました。
この旅では翌日に境港(鳥取)にも立ち寄りました。ゲゲゲの鬼太郎の水木しげる記念館がある港町。松江と境港はセットで旅できる距離感なので、合わせてどうぞ。