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旅行

奈良日帰り旅|橿原神宮から、桜井線に乗って大和高田まで

2026年9月1日

奈良日帰り旅|橿原神宮から、桜井線に乗って大和高田まで

朝、急に橿原神宮に行きたくなりました

2025年10月。

朝起きて、なぜか「橿原神宮に行こう」と思いました。

思い立ったが吉日、といいますが。

私の場合は、吉日ではなく特急でした😊

奈良に来たのは、中学生のとき以来です。

平城宮跡でシルクロード博覧会があって、そのときに奈良公園まで行きました。

でも橿原のほうには、行かないまま何十年も経っていました。

近鉄・大阪阿部野橋駅の外観。庇に「近鉄 大阪阿部野橋駅 OSAKA-ABENOBASHI Station」の看板が掲げられ、下は近鉄百貨店のガラス扉

大阪阿部野橋から、吉野行きの特急に乗ります

近鉄の大阪阿部野橋駅から、吉野行きの特急に乗りました。

朝ごはんは、コッペパン。

コロッケとたまごが挟まったもので、180円。

窓の外を見ながら、もそもそ食べます。

「今日はどこまで行けるかな」

特急の座席テーブルに置かれた袋入りの「生コッペパン コロッケ&たまご」とペットボトルの水。奥は赤い柄の座席背もたれ

日本のはじまりの地、橿原神宮

橿原神宮前駅で降りて、歩いてすぐです。

大鳥居が、思っていたよりずっと大きくて、しばらく見上げていました。

曇り空の下、広い石畳の広場の先に立つ橿原神宮の大鳥居。両脇に石灯籠が並び、右手に「橿原神宮」の社号標

参道の砂利を踏んで進むと、外拝殿が見えてきます。

御祭神は神武天皇と、お后さま。

ご鎮座は明治23年で、神域は約15万坪だそうです。

15万坪と言われても見当がつきませんが、歩いてみると「広い」ということだけは分かりました。

平日の朝で、人はまばら。

玉砂利の参道の正面に構える橿原神宮の外拝殿。濃い茶色の柱と反りのある大屋根、棟の上に金色の千木

拝殿の前には、大きな絵馬が飾ってありました。

白い蛇の絵で、令和七年、巳年のもの。

「開運」と大書された金色の巨大絵馬。扇の絵柄に白い蛇が巻きつき、左に「令和七年 乙巳之歳」の文字

境内の奥に、長山稲荷社という朱色のお社もあります。

こちらは静かで、鳥居が連なっていました。

覆屋の下に建つ朱塗りの長山稲荷社の社殿。格子戸の前に紙垂と鈴緒が下がり、周囲は木立に囲まれている

参道には、皇后陛下の御歌碑もありました。

遠つ世の風ひそかにも聴くごとく樫の葉そよぐ参道を行く

読んでから歩くと、たしかに葉の音がしました。

おにぎり「ならここ」でお昼ごはん

お参りのあとは、大和八木へ移動します。

免許更新センターの近くに、おにぎり屋さんがあると知って向かいました。

NARACOCO 〜ならここ〜」というお店です。

白い日よけ幕に描かれた大きなおにぎり2つのイラスト。下に「できたておにぎり どうぞ」「NARACOCO 〜ならここ〜」

のぼりに「できたておにぎり どうぞ」。

店先には「新米」のポスターが貼ってありました。

10月ですものね。

おにぎり店「ならここ」の外観。板張りの壁に白い大きな水車が取り付けられ、入口に縦書きの「OPEN」札と黄色い日よけ

頼んだのは、おにぎりの定食です。

おにぎりが2つ、たくあん、かぼちゃの甘煮、切り干し大根の煮物、お味噌汁。

おにぎりは、塩おにぎりと、ツナ舞茸の炊き込みご飯。

炊き込みご飯のほうは、この日の日替わりでした。

小鉢もついて、しっかりお昼ごはんでした。

塩おにぎりが190円、日替わりのおにぎりが270円。

自家製のお味噌汁と惣菜、お漬物のセットが380円。

黒い角盆に載ったおにぎり定食。木の板の上に炊き込みご飯と塩のおにぎり、たくあん、かぼちゃの甘煮、切り干し大根、味噌汁

店内には、おにぎりの絵本が並べてありました。

「おむすびころりん」もあります。

おにぎり屋さんに、おにぎりの絵本。

そういうところ、好きです😊

八木の札の辻を歩きます

お腹がいっぱいになったので、そのあたりを歩いてみました。

大和八木の駅から少し入ると、急に古い町並みになります。

八木札の辻交流館の外観。二階建ての木造町家に館名の看板が掛かり、角に「下ツ道」「横大路」の木の道標が立つ

「八木札の辻交流館」は、江戸時代の旅籠だった建物です。

橿原市の指定文化財で、東の平田家というおうち。

ここは、下ツ道と横大路が交わる場所なのだそうです。

下ツ道は南北の道、横大路は伊勢へ向かう東西の道。

昔の人が伊勢参りに歩いた道が、そのまま今の道になっています。

「横大路(伊勢街道)と太神宮灯籠」と題した金属枠の説明板。解説文の横に上空からの航空写真と周辺案内図

芭蕉の句碑もありました。

草臥て宿かる比や藤の花

「くたびれて」と読むそうです。

歩き疲れて宿を探すころ、という意味だとか。

まさに今の私でした。

古代の道と、リュウと春麗

その札の辻を歩いていたら、足元のマンホールが目に入りました。

リュウでした。

石畳にはめ込まれた黒い丸いマンホール蓋。鉢巻き姿のリュウが描かれ、下に「STREET FIGHTER × 橿原市」

ストリートファイターと橿原市のコラボだそうで、春麗のマンホールもあります。

さらに歩くと、金色のリュウが立っていました。

岩の台座の上で構える金色のリュウの立像。左手前に「リュウ」の解説板が立ち、背後は観光案内所のガラス扉

下ツ道、横大路、そしてリュウ。

橿原市、幅が広いです😊

今井町の町並みへ

そのまま歩いていたら、今井町を見つけました。

こういう古い町並みが好きなんです。

重要伝統的建造物群保存地区で、江戸時代の町家がまるごと残っています。

今井町の町家。格子戸と瓦屋根が連なり、「日本の寺子屋」と染め抜いた暖簾。左手に自転車が停めてある

道の両側が、ずっと古い家です。

一部は中を公開していて、上がらせてもらいました。

畳敷きの広い座敷。中央に四角い囲炉裏が据えられ、天井から六角形の和紙の照明が下がる

囲炉裏のある座敷。

奥に行くと、大きなかまどの土間がありました。

土間に築かれた大きな塗り壁のかまど。丸い木の蓋が4つ並び、奥の壁ぎわに焚き付けの薪が立てかけてある

木の蓋がいくつも並んでいます。

ここでご飯を炊いていたのだなあと、しばらく古への思いをはせていました。

屋根のついた井戸も残っています。

瓦屋根に覆われた井戸。六角形の石の井筒に格子状の鉄蓋がかぶせられ、柱に釣瓶の縄と2つのバケツが下がる

帰りは、近鉄の八木西口駅から乗りました。

気になっていた、桜井線

ここからが、この日のもうひとつの目的です。

前から、桜井線に乗ってみたかったのです。

まずは桜井駅へ。

駅前に「纒向遺跡」の案内板がありました。

卑弥呼の里、と書いてあります。

「卑弥呼の里、国の始まりの地 桜井」「ようこそ纒向遺跡へ」の案内板。復元建物のイラストと周辺の地図が載る

そこからJRに乗り換えて、三輪、天理と北へ。

天理駅のホームの柱に、こう書いてありました。

またおぢばへ お帰り下さい

「行ってらっしゃい」でも「またお越しください」でもなく、「お帰り下さい」。

天理らしい言い方だなあと思いました。

そこから今度は南へ折り返します。

金橋という駅で、駅名標を撮りました。

こちらにも、ストリートファイターのデザインが入っていました。

JR金橋駅の駅名標。青地に「金橋 かなはし Kanahashi」、左右にストリートファイターのキャラクターが描かれている

そして、大和高田駅に着きます。

お仏壇に用事がなくても入れる仏具店

大和高田は、初めて降りる駅です。

ここに、前から気になっていたお店がありました。

仏具屋さんです。

駅から歩いていくと、案内の看板が出ていました。

仏壇屋さんこちらです。50m先左側。Pもあります

ここは癒しと伝統の街 本郷一丁目商店街です。

「仏壇屋さん こちらです。50m先左側。Pもあります」と書かれた大きな立て看板。下に「辻井蓮華堂」、手前に商店街の案内板

その先に、寺院の手描きの看板がありました。

何げない日常 もう二度と戻らない いつも今日が最後の日

懐かしい、ハクション大魔王!

言葉は重たいのに、絵はかわいい。

ガラスケースに入った手描きの掲示。「何げない日常 もう二度と戻らない いつも今日が最後の日」の筆文字と、鬼と妖精の色鉛筆画

そして、お店の前の黒板に、これが書いてありました。

お仏壇に用事がなくても入れる仏具店

そう書いてあるなら、入ってもいいということですよね。

夜の辻井蓮華堂の外観。ピンク色に光る縦看板と、明かりのついたガラス張りの店内。歩道に黒板と鉢植えが並ぶ

辻井蓮華堂」さんです。

もうひとつ、店長さんの黒板もありました。

朝晩はすっかり秋めいてきましたね!男のクセに冷え症の私はタイツをはくかどうか、昼間はまだ暑いので悩んでいます(笑) 店長つじい

仏具店の前で、タイツの話。

これで、するっと入れました😊

緑色の黒板に白いチョークの手書き。「朝晩はすっかり秋めいてきましたね!男のクセに冷え症の私は…」と、ピンクで「店長つじい」

お茶が出てきました

中に入ると、お茶を出してくださいました。

木のお盆に、湯呑とおしぼり。

木を削り出した角盆に、黄緑色のお茶が入った湯呑と、藍色の縁の小皿に置かれたおしぼり

お店には、お線香やろうそくのほかに、お供え用のお菓子が並んでいます。

あずき、ワンカップ、ハッカ飴。

POPには「昭和の香りをお供えしませんか?」と書いてありました。

825円。

お供えものって、もっとかしこまったものだと思っていました。

でも、その人が好きだったものをお供えするのなら、ワンカップでいいわけですよね。

仏具店の棚。お線香の箱が値札とともに並び、右手前にあずきバーやワンカップ、ハッカ飴などのお供え菓子と「昭和の香りをお供えしませんか? 825円」のPOP

お香もたくさんありました。

キャンドルとお香のセットもあって、蓮の花のかたちをしたものや、お月さまのかたちのもの。

お香とキャンドルの並ぶ台。蓮や桜の花のかたちのキャンドル、月のかたちのもの、「あかりとかおり 2420円」などの手書き値札

私は「爽風」というお香を買いました。

紫の細長い箱に、金の文字が入っています。

法要のしおりを、いただきました

お香の話をうかがっているうちに、お葬式やご法要の話になりました。

そのときに、「法要のしおり」という冊子をいただきました。

これで助かった、と思いました。

こういうことは、知らないまま、いつか急にその日が来ます。

そのときに慌てるのだろうなと思っていたので、手元に1冊あるだけで違います。

しかも、こう言ってくださいました。

「分からないことは、電話で聞いてください」

木目のテーブルに並べた、紫の箱に入った高級線香「爽風」、細長い箱のお線香、辻井蓮華堂のカード、仏画が刷られた表紙の冊子「法要のしおり」

お仏壇に用事がなくても入れる仏具店。

入ってみたら、そのあとも用事がなくても聞いていい場所でした。

ありがたいです😊

この日の行程

  • 大阪阿部野橋 →(近鉄・吉野行き特急)→ 橿原神宮前
  • 橿原神宮
  • 大和八木 → おにぎり「ならここ」
  • 八木札の辻・今井町 → 八木西口
  • 桜井 →(JR桜井線)→ 三輪・天理 → 金橋 → 大和高田
  • 辻井蓮華堂
  • 徒歩で近鉄大和高田 →(近鉄)→ 難波

朝に思い立って出て、お店を出るころには暗くなっていました。

1日あれば、旅はできる。

この日のお店

※2025年10月時点の情報です😊